真夜中のイラストレーター

珍しく連休をもらえても給料日前では

どこかで遊ぶ気にもなれず

ヒマそうな友人Kと長電話

体の調子が悪いのに私の為に時間を使ってもらって

申し訳なく思う

私達は電話カケホーダイだから携帯はずっと

通話状態。

昨日は私が自撮りした写メをKに送りつけて

グラビアポーズでバカ撮影会をした

その後もずっと話をしていて

相変わらず懲りずに片想いの相手の話をしていたら

Kが好きな人とその彼女の話を言ってくるものだから

激しく落ち込む

なんてデリカシーがないんだ

片想いしてる私にラブラブな二人の話をするなんて

Kは悪魔のようだ

テンションダダさがり。

前回のケンカを思い出し余計な事は言わない

あっという間に夜中になり

Kはまたもや寝オチしてイビキをかきはじめた。

私はそのイビキをずっと聞いていた

今は夜中の3時20分。

全く眠くならない私はイビキを音楽代わりに

イラストを描き始めた

小憎らしいKの顔

鬱々気分で絵を描きながら気持ちを落ち着かせる

全くまったく!Kのバカ〜!

大好きな友人だけどこの小悪魔は時々私を地獄に

叩き落とすんだよ

Kのバカバカ!

でも私の気持ちとは逆にイラストの絵は

我ながら上出来

絵を描いてる間は一瞬だけ忘れられる

不毛な片想い

この痛みを治す薬はこの世にはない

ヤレヤレだ

人の気も知らないで

Kのイビキはそんな事知らないよ〜♪と歌っている